#1 良い介護リフォームとは

良い介護リフォームとは、できる限りリフォームしないことです。高齢になると『環境の変化』への対応が難しくなります。リフォーム工事は、人の出入り、埃、騒音、外出が制限されるなど高齢の方には大きなストレスとなります。問題解決のためにリフォームしても、そのリフォームをきっかけに体調を崩すこともあります。認知症になることすらあります。本末転倒です。

 

・滑りやすい床であればルームシューズを履く

 

・ラグを敷いている場合は足を引っかけないように四隅にテープを貼る

 

・小さな段差にはわかりやすいように蛍光テープを貼る(大きな段差より小さな段差の方が危険です)

 

・福祉用具を利用するなど

 

このような工夫でまずは工事をしない方法を考えます。

 

60代の方が将来に備えてリフォームするのであれば、浴室とトイレをお勧めします。手すりは必要になってから設置するのが一般的な考え方ですが、ユニットバス内はリフォーム時に手すりを付けておいた方が無難です。(大手メーカーは後付けの手すりを販売していますが、強度的に本当に大丈夫なのか疑問です……。業者さんによっては後付けできないと言うと思います)

 

トイレは前面側面に下地を仕込んでおけば、いざ手すりが必要になった時にどこにでも手すりを設置できるので安心です。予算的に余裕があれば出入口をトイレの長手方向にして大開口にしておけば介助が必要になった際に楽に介助ができます。