入浴と排泄はQOL(生活の質)に関わる重要項目です。
できれば介助しやすい環境を整えたいですよね。
そこで今回は介助しやすいトイレのサイズについてご紹介します。
一般的なトイレは長方形(750×1200など)になっていると思います。
これでは前方からしか介助ができず非常に不便です。
介助スペースを確保する場合、1350×1350以上のトイレが望ましいです。
ですが、一般的な住宅でこのサイズのトイレはまずないでしょう。
トイレのサイズ変更は大掛かりな工事になります。
そもそもマンションだとサイズ変更はできないと思います。
ではどうすればいいか?
長辺側を入口にできないか検討してみて下さい。
図のように長辺側を入口にして引き戸にすれば、サイズ変更せずに介助スペースを確保できます。
ダイケンのひきドアにすれば、さらに広い介助スペースを確保することができます。
いかがでしたでしょうか?
ダイケンのひきドアは介助スペースを確保できますが、高額な商品となります。
開閉音もやや大きいので採用する前にショールームで実物を確認した方が良いと思います。
長辺方向の入り口も難しく介助スペースを確保できない場合、介護度によってはポータブルトイレの検討をしなくてはいけません。
ブログ作成者
昭和リフォーム代表
新井 太次郎
介護福祉士
リフォーム事業を運営する傍ら介護士として介護業界にも従事しています。施設、居宅の両方で勤務経験があり、認知症、身体障がい、自閉症など、様々な方の介護を経験しています。
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